意識して違う目線で見てみると
それまでとはまったく
別物に見えてくることがある
本当のところは全て
人それぞれ
いいも悪いも
ないのかもしれない
2011年12月28日水曜日
2011年12月27日火曜日
日だまり
安らぎを求めていた。その言葉に涙するくらいに。ただ静かに、平穏でありたかった。でも、傷は少しずつ積み重なって、いつしか病魔のように、身も心も蝕んでいく。
何が事の始まりなのか、小さな猫には分からなかった。性格や物の考え方は、生まれついてのものや環境も、一因あるのだろう。
実際その小さな猫は、物心ついた時にはすでに独りぼっちだった。今に至るまでずっと。
でもきっと、それだけではないと世界は言うのだろう。何をどう考え、受け止めていくのかは、結局のところ自分自身の問題だと。
例えそれが人であろうが、猫であろうが。
心と身体が、ある日突然バラバラに動き出そうとしていた。前兆はあったのかもしれないが、小さな猫には分からない。ただ、身体が勝手にこの世界から逃げ出したいと、スキあらば動き出そうとしていた。
身体はその身を投げ捨てる事で、その個を守ろうとしたのかもしれない。
対して理性は、必死に身体を引きとめようとしていた。それはかろうじて、小さな猫という存在を守ろうとしていた。
だが、とうとうある日、その理性にも限界がやってきた。
現実の世界から消えてしまう事を望む身体を押しとどめる力は尽きて、小さな猫はうずくまりながら、ただひたすらに頭の中で
「たすけて」
という言葉だけがグルグルと回っていた。
こだまのように繰り返されるその言葉は、理性というよりも
「生きていたい」
という、魂の叫びだったのかもしれない。
心も身体もそれぞれが、別々の方法で自己を守ろうとして、危うい綱渡りをしていた。足を踏み外して、消えていく命もあるのだろう。
自ら死を選ぶ者が、自ら生を放棄する者であるとは限らないのかもしれない。発作的な衝動の影で、必死に生にくらいついていこうとしている魂がある事を小さな猫は知った。
生きていくには、それなりの覚悟が必要だ。ただ安穏と時を重ねていくだけの事が、どれほど大きな事であるというのか。
がんじがらめの鎖を身にまとい、動けなくしていたのは、他ならぬ自分自身であった。
その事に気がつき、自分の生だと腹をくくる事で、少しずつ物事は動き出していく。
小さな猫は、ただ生きるだけの日々をやめ、自分の心の声に耳を澄ますようにしてみた。すると、今までどれほど自分の心の声を無視していたのかという事に、気づかされた。
世界はそれまで思っていたほど、悪いものではないのかもしれないとさえ、今は思う。小さな猫を取り巻く環境は相変わらず、恵まれているといえるものではないが。
飼い主も家も無い代わりに、自由がある。ひとりぼっちである事にかわりはないが、先のことは分からない。
過ぎていく時間は遠ざかるだけのもの。今生きているのならば、楽しんで過ごせばいい。流れる時間は同じなのだし、約束された時間は、思うほど長くはないのかもしれないのだから。
安らぎは求めるものでも、得るものでもないのかもしれない。
気づく事さえできれば、それは初めから全て、自分自身の中にある。
小さな猫は、ようやく本来の猫となって、日だまりの中、安心してウトウトとまどろみはじめていく。
優しい風がそっと、その背をなでては、通り過ぎていった。
何が事の始まりなのか、小さな猫には分からなかった。性格や物の考え方は、生まれついてのものや環境も、一因あるのだろう。
実際その小さな猫は、物心ついた時にはすでに独りぼっちだった。今に至るまでずっと。
でもきっと、それだけではないと世界は言うのだろう。何をどう考え、受け止めていくのかは、結局のところ自分自身の問題だと。
例えそれが人であろうが、猫であろうが。
心と身体が、ある日突然バラバラに動き出そうとしていた。前兆はあったのかもしれないが、小さな猫には分からない。ただ、身体が勝手にこの世界から逃げ出したいと、スキあらば動き出そうとしていた。
身体はその身を投げ捨てる事で、その個を守ろうとしたのかもしれない。
対して理性は、必死に身体を引きとめようとしていた。それはかろうじて、小さな猫という存在を守ろうとしていた。
だが、とうとうある日、その理性にも限界がやってきた。
現実の世界から消えてしまう事を望む身体を押しとどめる力は尽きて、小さな猫はうずくまりながら、ただひたすらに頭の中で
「たすけて」
という言葉だけがグルグルと回っていた。
こだまのように繰り返されるその言葉は、理性というよりも
「生きていたい」
という、魂の叫びだったのかもしれない。
心も身体もそれぞれが、別々の方法で自己を守ろうとして、危うい綱渡りをしていた。足を踏み外して、消えていく命もあるのだろう。
自ら死を選ぶ者が、自ら生を放棄する者であるとは限らないのかもしれない。発作的な衝動の影で、必死に生にくらいついていこうとしている魂がある事を小さな猫は知った。
生きていくには、それなりの覚悟が必要だ。ただ安穏と時を重ねていくだけの事が、どれほど大きな事であるというのか。
がんじがらめの鎖を身にまとい、動けなくしていたのは、他ならぬ自分自身であった。
その事に気がつき、自分の生だと腹をくくる事で、少しずつ物事は動き出していく。
小さな猫は、ただ生きるだけの日々をやめ、自分の心の声に耳を澄ますようにしてみた。すると、今までどれほど自分の心の声を無視していたのかという事に、気づかされた。
世界はそれまで思っていたほど、悪いものではないのかもしれないとさえ、今は思う。小さな猫を取り巻く環境は相変わらず、恵まれているといえるものではないが。
飼い主も家も無い代わりに、自由がある。ひとりぼっちである事にかわりはないが、先のことは分からない。
過ぎていく時間は遠ざかるだけのもの。今生きているのならば、楽しんで過ごせばいい。流れる時間は同じなのだし、約束された時間は、思うほど長くはないのかもしれないのだから。
安らぎは求めるものでも、得るものでもないのかもしれない。
気づく事さえできれば、それは初めから全て、自分自身の中にある。
小さな猫は、ようやく本来の猫となって、日だまりの中、安心してウトウトとまどろみはじめていく。
優しい風がそっと、その背をなでては、通り過ぎていった。
2011年12月26日月曜日
いつかどこかで ~祈り~
むせかえる草に、雨に濡れたアスファルトの匂い。そして・・・印象的なシトラス
の香り。
遥かに昔の想い出が、懐かしい匂いや香りによって、一瞬の隙をつかれては、
フラッシュバックされていく。
それは苦しくて、切なくて。心のずっとずっと奥底に、鍵をかけて閉じ込めていた
感情。
言葉にしてはいけない言葉。
大人になるという事は、つまりはそういう事なのかもしれない。
この世に偶然なんてものはなくて、全ては必然として起こるもの。
出会えた事は、奇跡なんかではなくて。
共に過ごした時間は、悪戯でもなくて。
そして今、こうして異なるベクトルを歩いている、という事が私にとっての確かな
真実。
哀しい記憶も感情も、無理に手放そうとは思わない。全てをただ、あるがままに
受け入れていく。
今の私をつくってくれた、大切な想い出たち。どんなに胸が痛んでも、それは私
に必要な糧となっていくものなのだから。
それでも、時には想いに囚われて、身動きできなくなる事もある。
そんな日は、そっと目を閉じて、ただ深呼吸を繰り返す。
胸いっぱいに広がった感情を大気へと解き放つように。
ゆっくりと、ゆっくりと。
一期一会の世界。もう、逢える事はないのかもしれない。
だからこそ、心の奥底で祈る。
あなたがいつも、幸せでありますように。
たくさんの光が、あなたに降注ぎますように。
どうか、届きますように。
どうか、どうか・・・
の香り。
遥かに昔の想い出が、懐かしい匂いや香りによって、一瞬の隙をつかれては、
フラッシュバックされていく。
それは苦しくて、切なくて。心のずっとずっと奥底に、鍵をかけて閉じ込めていた
感情。
言葉にしてはいけない言葉。
大人になるという事は、つまりはそういう事なのかもしれない。
この世に偶然なんてものはなくて、全ては必然として起こるもの。
出会えた事は、奇跡なんかではなくて。
共に過ごした時間は、悪戯でもなくて。
そして今、こうして異なるベクトルを歩いている、という事が私にとっての確かな
真実。
哀しい記憶も感情も、無理に手放そうとは思わない。全てをただ、あるがままに
受け入れていく。
今の私をつくってくれた、大切な想い出たち。どんなに胸が痛んでも、それは私
に必要な糧となっていくものなのだから。
それでも、時には想いに囚われて、身動きできなくなる事もある。
そんな日は、そっと目を閉じて、ただ深呼吸を繰り返す。
胸いっぱいに広がった感情を大気へと解き放つように。
ゆっくりと、ゆっくりと。
一期一会の世界。もう、逢える事はないのかもしれない。
だからこそ、心の奥底で祈る。
あなたがいつも、幸せでありますように。
たくさんの光が、あなたに降注ぎますように。
どうか、届きますように。
どうか、どうか・・・
2011年12月25日日曜日
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